今日よりいいアースへの学び ESD 持続可能な開発のための教育

ESDとは

ESDは、Education for Sustainable Developmentの略で「持続可能な開発のための教育」と訳されています。

現在、世界には、環境・貧困・人権・平和・開発といった様々な地球規模の課題があります。
ESDとは、地球に存在する人間を含めた命ある生物が、遠い未来までその営みを続けていくために、これらの課題を自らの問題として捉え、一人ひとりが自分にできることを考え、実践していくこと(think globally, act locally)を身につけ、課題解決につながる価値観や行動を生み出し、持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動です。

つまり、ESDは持続可能な社会づくりの担い手を育む教育です。

ESDの考え方

ESDの学習や活動で取り上げるテーマ・内容は必ずしも新しいものではありません。むしろ、それらをESDという新しい視点から捉え直すことにより、個別分野の取組に、持続可能な社会の構築という共通の目的を与え、具体的な活動の展開に明確な方向付けをするものです。また、それぞれの取組をお互いに結びつけることにより、既存の取組の一層の充実発展を図ることを可能にします。

ESDで育みたい力

  • ○持続可能な開発に関する価値観 (人間の尊重、多様性の尊重、
    非排他性、機会均等、環境の尊重等)
  • ○体系的な思考力(問題や現象の背景の理解、多面的かつ総合的な
    ものの見方)
  • ○代替案の思考力(批判力)
  • ○データや情報の分析能力
  • ○コミュニケーション能力
  • ○リーダーシップの向上

ESDの歩み・・・「国連持続可能な開発のための教育の10年」

1992年にリオ・デ・ジャネイロで行われた「環境と開発に関する国連会議」(国連地球サミット)では、「持続可能な開発」が中心的な考え方として「環境と開発に関するリオ宣言」や「アジェンダ21」に具体的に示され、現在の地球環境問題に関わる世界的な取り組みに大きな影響を与えることになりました。その中に、持続可能な開発の実現に向けて教育が果たす役割も記されています。

その後、2002年の「持続可能な開発に関する世界首脳会議(ヨハネスブルグサミット)」で当時の小泉総理大臣が持続可能な開発における人材育成の重要性を強調し、「持続可能な開発のための教育の10年」を提唱しました。これを受け、同年、国連第57回総会決議により、2005年から2014年までの10年を「国連ESDの10年(DESD)」とし、ユネスコが主導機関に指名されました。